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2024/10 作業状況

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翼班

 翼班は夏休みから引き続き、外Lの試作を行っています。試作した外は11月頭に行われる大学祭にて展示予定です。
 夏休み中に後縁付けまでの作業を行ったので、10月は保(ストリンガー)、外皮、リブキャップの制作を主に行いました。翼をつくるのは大変ですが、だんだんと形になっていく様を見るのは楽しいですね。
 保やリブキャップは重心測定やTF前にたくさんやる作業なので今のうちにマスターできるよう頑張っています。精度にもこだわりつつ、素早く制作を行うのが理想です。
 トップの外皮は例年執行代がやることになっているのですが、外皮が浮いたり、隙間が空いたりしないようにエスレンを貼ることが難しくかなり苦戦しました。トップの貼り方は少し別の方法も試してみたいので、本番機制作が始まる前に再度練習したいと考えています。

 また桁試験に向けてT内を接合できるようにするため、新しいT桁でT基準を行いました。執行代として大作業の指揮をとることに慣れていないため、かなりグタグタになってしまったのですが、無事Tのリブがつきました!!胴接班に耳の制作を頑張ってもらいましょう。
 11月には内基準を控えています。今年はアリーナで行うことにしました。翼班随一の大作業ですので頑張ります。

胴接班

 10 月の胴接班は主にフェアリングとフレームの試作、下旬には桁のフランジの製作を行いまし
た。
 今回のフェアリングの試作は作業スキルの向上を目的としているのですが、8,9 月に初めて
25spec だけでマスターを使った切り出しをしたときは、製作中にフェアリングが割れてしまうな
どのハプニングもありました。10 月 2,3 回目の切り出しでは少しずつ精度が上がってきました
が、本番機の製作に向けてはまだまだ練習が必要です。また、11 月にはフェアリングの強度
向上を目指し、例年より密度の高い発砲で試作を行うことを検討しています。
2回目となるフレームの試作ではだんだんと作業にも慣れてきましたが、アルミパイプのベン
ダーを使った曲げでは不合をいくつも出してしまうなど、こちらもまだまだ練習が必要そうで
す。
 下旬には 11 月の T 内穴あけに向けてフランジの製作を始めました。フランジの製作は大作
業の関係でスケジュールが少しきついものとなっていますが、桁接合においてとても大事な部
品であるためより慎重に作業を行っていきたいと思います。

電装班

電装班
ピトー管の試作
IMU(姿勢角センサ)サンプリングレートの向上
大気圧高度計の試作
電装班は今月はロガーのマイコンの仕様検討

を行いました

 ピトー管については3Dプリンターで制作し、流速に対する出力の変化、そして横滑り角に対する出力変化を確認しました。今後の目標は機体に取り付けたときの影響の測定や、ピトー管の校正、そして、軽量化を行っていきたいと考えています。

 IMUのサンプリングレートの向上はコードを変更することによって、もともと5Hzであったサンプリングレートを120Hz 程まで向上することに成功しました。今後はノイズを減らすためにIMUを複数搭載しそのデータを処理する仕組みを作成していこうと思います。

 大気圧センサであるDPS310を使用し大気圧による高度取得のデバイスの試作を行いました。
5㎝程の高低差でもしっかりと値が変動し、使いやすい高度計を作成することができるのではないかと期待しています。今後は琵琶湖上空での標高と大気圧の変化などに関する物理的なモデルを組み立て、高度と大気圧の関係を突き詰めていきたいと考えています。

 ロガーの新システムに向けて新しいマイクロコンピュータであるSTM32の導入を検討しましたが、調べていくにしたがって弊チームにはオーバースペックであることが発覚し、導入を取りやめました。
その代わり、今まで使っていたマイコンから1円玉サイズのマイコンであるseeed studio xiao rp2040を使用することを決定しました。

引退式

 10/12に24specの引退式を行いました。総勢17人の24specは、今年の大会までMaPPLの執行代としてサークルを引っ張ってくださりました。引退式では、24specの方々に思い出や今後の作業に向けてのアドバイスなどをお話していただきました。
 24specは鳥人間に対する熱意がとっても強かったです。製作方法で課題があったら、思考と話し合いを何回も繰り返し、納得のいくまで突き詰めていました。時間がなくても、深夜作業や早朝作業でカバーし、細かいところまで精度を上げていました。
 25specの人数も多いことから指示だしや監理も大変な状態だったと思います。それでも、我々後輩にも作業を丁寧に教えてくださり、また楽しく作業できるような環境を作りをしてくださりました。
さらには、引き継ぎ資料も丁寧にまとめてくださったり、桁接合をはじめ作業も手伝ってくださったりと今でも現役のサポートをしてくださっています。
 現役も24specのような熱意を持って今後の作業をしていきたいと思います。24specの皆さん、本当にお疲れ様でした。

他にも桁接合等の作業を行いました。活動報告が遅くなり申し訳ございませんでした。